法大奥山研究室

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8.1. 関数の定義


 数学の関数と同様,受け取る独立変数と排出する従属変数があります。独立変数を仮引数(パラメータ,parameter)と呼び,従属変数の値を戻り値,返り値,或いは返却値(return value)と呼びます。

 C言語では,すべての変数がデータの型を持っています。したがって,引数や返却値にも型があります。関数を定義する際,それらを指定する必要があります。

■関数の定義

返却値型 識別子(仮引数の型 仮引数,...)
{ /* 本体 */ }

例えば,これまで使用してきた

int main(void)
{ /* ... */ }

の場合,引数をとらず,返却値として int型変数を返す関数 main の定義となります。次の場合,

double f(char x, int y)
{ /* ... */ }

仮引数に char型と int型の2つの独立変数をとり,double型の従属変数を返す関数 f の定義となります。


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