現代経済学基礎:第9回講義ノート
2014年6月11日 水・1[新]現代経済学入門[旧]現代経済学基礎
マクロ経済学 (5):貯蓄の概念とISバランス
- [今日の内容]
- 1 貯蓄の概念と貯蓄関数
- 2 ISバランス
- 3 貯蓄のパラドックス
- [今日の問題意識]
-
投資 = 資本蓄積
「有効需要の原理」が成り立てば,
投資増加 ⇒ 景気浮揚 - ■Q.「有効需要の原理」が成り立つ場合,人々が自らの資産を形成するための「貯蓄」を増やそうとすることは,景気を改善させるのであろうか。
- [キーワード]
- 貯蓄,総所得の処分,貯蓄関数,限界貯蓄性向,平均貯蓄性向,民間部門のISバランス,貯蓄のパラドックス
1 貯蓄の概念と貯蓄関数
●貯蓄($S$)& 総所得の処分
$Y = C + S$
●貯蓄関数
●限界貯蓄性向
●平均貯蓄性向
[ファクト9.1]
(1) 限界消費性向 + 限界貯蓄性向 = 1
(2) 平均消費性向 + 平均貯蓄性向 = 1
2 ISバランス
[ファクト9.2]以下の2つの条件は,必要十分条件である:
条件P:$E = Y$
条件Q:$I = S$
●民間部門のISバランス
3 貯蓄のパラドックス
●「貯蓄のパラドックス」と「合成の誤謬」