ミクロ経済学:第1回講義ノート

2014年4月8日 火・3[新]ミクロ経済学A[旧]現代経済学応用A

イントロダクション

[今回の内容]
1 教員紹介
2 シラバス
3 講義ノート,教材について
4 課題について
5 「ミクロ経済学」の問題意識と体系
 5.1 「ミクロ経済学」の問題意識
 5.2 「ミクロ経済学」の体系
[今日の問題意識]
「ミクロ経済学」が対象とする経済現象は何か。接近方法は?
[キーワード]
消費者(家計),生産者(企業),相対価格,価格比,需要曲線,粗代替財,粗補完財,上級財(正常財),下級財(劣等財),資源配分,交換の利益,所得分配,市場の機能・効能

1 教員紹介

2 シラバス

3 講義ノート,教材について

4 課題について

5 「ミクロ経済学」の問題意識と体系 (「奥山」1.3 & 1.4)

5.1 「ミクロ経済学」の問題意識

[例1.1](奥山,練習問題2.3) ある特定の仕事について,A社,B社,C社がそれぞれ月1人分を新規雇用したいとする (1名を超える雇用は売上増にはならないとする)。新規雇用による各社の売上増は,次の通り。
 A社:55万円,B社:40万円,C社:25万円
この仕事に対し,次の3人が就職を希望している。各々は,この仕事に就かないときに,他の仕事で次の月給を稼得できる。
 Tさん:10万円,Uさん:20万円,Vさん:30万円

■Q1.「市場」であれば,だれがどの企業に雇用されて行くのであろうか。
■Q2.そのとき,月給は,いくらになるのであろうか。
■Q3.市場における取引によって,各主体は,いくら改善するのであろうか。
■Q4.市場取引に参加しない主体は,現れないのであろうか。もし現れるとすれば,全員が取引に参加できる市場取引以外の資源配分の仕組みは,存在しないのであろうか。
■Q5.その方法は,市場取引よりも優れた効能をもたらすのであろうか。

5.2 「ミクロ経済学」の体系