ミクロ経済学:第2回講義ノート
2014年4月15日 火・3[新]ミクロ経済学A[旧]現代経済学応用A
市場の機能と政府の役割:部分均衡分析 (1)
- [今回の内容]
- 1 部分均衡分析 vs. 一般均衡分析
- 2 需要曲線,供給曲線の概念
- 3 買手の意思決定と需要曲線
- 4 売手の意思決定と供給曲線
- [今日の問題意識]
-
■Q. 需要曲線は,買手の意思決定から,どのように導き出されるのか?
■Q. 供給曲線は,売手の意思決定から,どのように導き出されるのか? - [キーワード]
- 部分均衡分析,一般均衡分析,需要曲線,供給曲線,効用水準,限界効用,余剰,余剰最大化の1階条件,供給価格,限界費用
- [参考書]
- 奥山 2章 2.1, 2.2
1 部分均衡分析 vs. 一般均衡分析
- ●部分均衡分析
- ●一般均衡分析
経済厚生についての部分均衡分析での仮定
2 需要曲線,供給曲線の概念
●需要曲線 (Demand Curve)
●供給曲線 (Supply Curve)
3 買手の意思決定と需要曲線
- ●需要価格
- ●効用水準
- ●限界効用 (Marginal Utility, MU)
- ●余剰(Surplus)
[ファクト2.1]買手の余剰最大化の1階条件 (参考書 ファクト2.3)
買手が自らの余剰を最大化すれば,
需要価格 = 市場価格
(限界効用 = 市場価格)
個別需要曲線の導出
4 売手の意思決定と供給曲線
- ●供給価格
- ●限界費用 (Marginal Cost, MC)
- ●余剰
[ファクト2.2]売手の余剰最大化の1階条件 (参考書 ファクト2.5)
売手が自らの余剰を最大化すれば,
市場価格 = 限界費用