現代経済学基礎:第23回講義ノート
2014年11月5日 水・1[新]現代経済学入門[旧]現代経済学基礎
ミクロ経済学 (8):生産者 (4) 利潤最大化と供給曲線
- [今日の内容]
- 1 前回「例題22.1」の解答
- 2 利潤最大化と生産水準の決定
- 3 供給曲線の導出
- 4 例題
- [今日の問題意識]
- ■第20回講義 Q4
- [キーワード]
- 価格受容者(プライス・テイカー),利潤最大化,利潤最大化の1階の条件,損益分岐点,操業中止点,供給曲線
1 前回「例題22.1」の解答
2 利潤最大化と生産水準の決定
●市場価格と価格受容者(プライス・テイカー)
●収入(Revenue)
●利潤
●利潤最大化
【求めてみよう!】例題22.1の農家
リンゴの市場価格を次のように予想したときの利潤を求めてみよう!
(a) 400万円/1t
(b) 420万円/1t
(c) 500万円/1t
[ファクト23.1]利潤最大化の1階条件
利潤最大化となる生産水準 ⇒ 市場価格と限界費用曲線の交点での水準
すなわち,
p = MC
3 供給曲線の導出
●損益分岐点
[ファクト23.2]損益分岐点の条件
(1) p = MC
(2) p = ATC
【考えてみよう!】例題22.1の農家
つぎを比較して,利潤がゼロのときに操業を中止するか否か,考えてみよう!
(a) 生産水準をゼロとしたときの利潤
(b) (a)の利潤以上の利潤が得られるリンゴの市場価格
●操業中止点
[ファクト23.3]操業中止点の条件
(1) p = MC
(2) p = AVC
●供給曲線
4 例題
[例題23.1]つぎのデータをもつ企業について,以下の各項を求めなさい。
・労働投入量(L)と生産量(y)の技術上の関係
L 0 10 15 25 40 60 85 115 150
y 0 1 2 3 4 5 6 7 8
・賃金:労働1単位当たり600円
・固定費用:12,000円
(1) 総費用曲線
(2) 平均可変費用曲線,平均総費用曲線,限界費用曲線
(3) 損益分岐点
(4) 操業中止点
(5) 供給曲線
(6) 生産物の市場価格が1単位15,000円のときの供給量と利潤