ミクロ経済学:第16回講義ノート

2014年9月16日 火・3[新]ミクロ経済学B[旧]現代経済学応用B

「ミクロ経済学B」イントロダクション

[今日の内容]
1 評価,課題,教材について
2 「ミクロ経済学A」の内容【確認】
3 「ミクロ経済学B」での問題意識

1 評価,課題,教材について

評価について
課題について
教材について

2 「ミクロ経済学A」の内容【確認】

2.1 「ミクロ経済学A」での問題意識
2.2 部分均衡分析での結果
2.3 序数的効用の下での消費者の選択

3 「ミクロ経済学B」での問題意識

問題意識

[例16.1](参考書 練習問題5.8)あるカレー店では,カレー(商品X)とライス(商品Y)の量を自由に選べる。カレー店の商品XとYのクーポン券をAさんは2単位と9単位,Bさんは10単位と1単位,それぞれ,持っているとする。

■Q1.Aさんはカレーとライスの比率を2対3,Bさんは2対1にこだわっているとき,2人から不満のでない資源配分は,いつ,どのようにして,実現できるであろうか。
■Q2.そのような資源配分は,「市場」であれば,実現できるのであろうか。逆に言えば,「市場」以外に実現できる方法はあるのであろうか。
■Q3.「市場」以外に実現できる方法が仮にあるとすれば,「市場」がどのような点で優れているのであろうか。

応用例
応用1
穀物をエネルギーに活用できるようになったとき,第1次産業での飼料用と,CO2削減や化石燃料の代替品への配分は,どのようなときに効率的に行われるのであろうか。人為的に配分する必要はないのであろうか。
応用2
夜間診療や救急医療を提供している病院が年々減少しているという。原因は?対策は?
応用3
コスト削減について。単位当たりコストが最低のところで生産すれば良いのであろうか。それとも,生産性が上がるように技能,作業,手続き,組織を効率化したり,研究開発したりすれば良いのであろうか。