現代経済学応用:第10回講義ノート

2012年6月19日 火・3[新]現代経済学応用A[旧]ミクロ経済学A

第10回 展開形ゲーム(3)部分ゲーム完全性

<今日の内容>
1 今日の問題意識
2 信憑性のない脅し
3 部分ゲーム完全性

1 今日の問題意識

[前々回問題意識]
■Q1. 一般に,プレイヤーの行動やタイプについての情報を,どのようにモデル化すれば良いであろうか。
■Q2. モデル化できたとして,どのような解概念が想定できるであろうか。支配可解性やナッシュ均衡といった解概念を導入するには,どのようにすれば良いであろうか。
■Q3. これまでの解概念を導入できたとしても,戦略形ゲームと異なって,何かしらの問題点は伴わないのであろうか。

[今回,次回]⇒ Q3

2 信憑性のない脅し

前回講義
例9.1

ナッシュ均衡点
例9.1)(M, (u, u)), (M, (u, d)), (L, (d, u)), (L, (d, d))
 → P2の (u, u) は,他の行動戦略を弱支配

■Q. 例9.1の場合,(M, (u, u)) 以外のナッシュ均衡点は,なぜ,ナッシュ均衡点になったのであろうか。

●信憑性のない脅し(Incredible Threat)

3 部分ゲーム完全性

●部分ゲーム(サブゲーム,Subgame)

図10.1
図10.2

●部分ゲーム完全ナッシュ均衡点(Subgame Perfect Nash Equilibrium Point)

●後方帰納法(Backward Induction)