企業と経済・応用:第20回講義ノート

生産者 (1) 技術 (2011/10/24)

[今日の問題意識]
■Q1. 生産技術と費用は,どう関係するのか?
■Q2. 生産水準,どう決めるのか?
■Q3. それは費用とどう関係するのか?
■Q4. 供給曲線は,どのように導出されるのか?
今回:Q1のために「技術」について
[今日の内容]
1 生産曲線と生産性
2 等量曲線と技術的限界代替率
[キーワード]
生産要素(投入物),生産物(産出物),生産計画,生産可能性,生産曲線,平均生産性(平均生産物),限界生産性(限界生産物),等量曲線,技術的限界代替率
[教科書]
4章 4.1.1, 4.1.2
[関連練習問題]
教科書 4章末 問題4.3 (1) 一部, 問題4.4

1 生産曲線と生産性

[例20.1]教科書 例4.1

●生産要素(投入物)

●生産物(産出物)

●生産計画

●生産可能性と生産曲線

●平均生産性(Average Productivity, AP)/平均生産物(Average Product)

●限界生産性(Marginal Productivity, MP)/限界生産物(Marginal Product)

滑らかな生産曲線と平均生産性,限界生産性

[ファクト20.1](教科書 ファクト4.2) 平均生産性と限界生産性は,次の投入量で等しい。
(1) 平均生産性が最大となる投入量。
(2) 投入量がゼロ。

2 等量曲線と技術的限界代替率

[例20.2]例20.1において,
(1) ライスの生産目標を定めたとき,それを達成できる2品種のお米の投入量の組 (q1,q2) は,どのようになっているであろうか。
(2) 2品種のライスの総量を q,労働投入量を L としたとき,ライスのある生産目標を達成できる組 (L,q) は,どのようになっているであろうか。

●等量曲線(等産出量曲線, Isoquant)

●技術的限界代替率(Marginal Rate of Technical Substitution, MRTS)

滑らかな等量曲線と技術的限界代替率